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法人カードを持つメリットは
■法人カードは持つことがステータス
法人は倒産リスクがあるため、一定の条件を満たす企業でないと、法人カードを作ることができません。その条件は、3年以上の経営歴があり、さらに黒字であることが必要などといわれています。
クレジットカード会社と取引がある場合や、懇意にしているカード会社などがある場合には、会社設立1年目でも作ることができる場合もあるようですが、限度額は低く設定されてしまうようです。
いずれにしても、法人カードを持っていることが、一定のステータスになっているのは間違いありません。
■経理の手間が省略できる
法人カードを利用すると、クレジットカードを使った履歴が明細書として届けられるため、経理の手間を省略できます。
特に法人カードの場合には、登録すれば会社社長だけでなく社員にもクレジットカードを持たせることができるため、経費を一元管理しやすくなります。社員が立て替えた費用をその都度精算することを考えれば、事務作業を大幅に短縮できるのがお分かりいただけるでしょう。
社用車がある場合には、社用者で使うETCカードも法人カードを経由して作っておけば、さらに事務効率はアップします。
■支払いのコストを削減できる
現金で経費を精算していると、精算に必要な小口現金を準備しておかなくてはなりませし、振込みで支払う場合には振り込み手数料が発生します。
しかし、こうした経費をすべて法人カードで決済すれば、現金を準備しておく必要や、振り込み手数料を支払う必要もなくなります。このように、支払いコストを削減できるのも、法人カードのメリットといえるでしょう。
法人カードの支払いは、支払いは毎月決まった日に銀行から引き落とされるのが一般的です。また、支払いも月末に締めて翌月払いの法人カードが多いため、支払いを先延ばしすることができます。このように、資金計画が立てやすいことも、法人カードの利点といえます。
■付帯サービスも魅力のひとつ
法人カードに付帯するサービスも魅力のひとつです。
クレジットカードの付帯サービスには、旅行傷害保険や紛失・盗難保障がありますが、法人カードには個人カードにない付帯サービスもあります。
例えば、一定の条件のもと融資を受けると金利が優遇されるサービスや、各地に設置されているビジネス専用ラウンジを無料で利用できるサービス、福利厚生サービスを優遇価格で利用できるサービス、国内のゴルフ場の予約代行サービスなど、カード発行会社の特長を生かしたサービスが受けられます。
こうした付帯サービスを比較して法人カードを選べば、法人カードの使い勝手はさらに向上します。
■ポイントをためることもできる
法人カードはポイントが貯まらないと思っている方が多いようですが、法人カードでもポイントが貯まるカードがあります。付き合いのあるクレジットカード会社から勧められるがままに法人カードを作っている方は、ポイントについてチェックしてみるといいでしょう。
法人カードの場合、利用額が高額になるケースが多いため、ポイントはたまりやすいものです。貯まったポイントは社員の福利厚生や、会社の備品購入に充てることもできますので、有効に活用して事業活動に役立てるといいでしょう。
■法人カードのここに注意
法人カードによっては、個人に連帯保証を負わせる法人カードもあります。
法人カードを利用する人が社長個人だけなら仕方がないかもしれませんが、社員にも法人カードを持たせる場合には、その使い方には十分な注意が必要です。
また、社員として法人カードを作る場合、連帯保証についても確認しておく必要があります。
いずれにしても、法人カードを上手に活用すれば、多くのメリットを享受できます。法人カードの利用シーンにあわせ、カード会社を比較してみるといいでしょう。